2013年12月16日

けいれん性便秘とこむら返り

マレーシア在住の姉が3ヶ月近く帰京してジョホールバルへ帰ったのは1ヶ月程前のことだった。日本へはある資格試験のチャレンジの為の一時帰国だったが、プレッシャーからか、マレーシアの田舎に帰るのが嫌なのか、胃の痛みを訴え、胃カメラやら人間ドッグやら、お医者さんに通っての滞在だった。

人間ドッグなどの検査結果は何も異常がないのに、胃潰瘍の薬が手放せない日々が続いていた。

帰国の日の早朝、ホテルグランドパレスからのリムジンバスに乗る姉をホテルまで送るために早起きしたのだ。

姉がお腹の具合もずっと悪く、ころころしたお通じしか出ないので「小建中湯」を飲んだらどうかと言われたのだけれど、マレーシアに持って帰りたいと相談されたのだ。

胃が痛い→病院で胃が荒れていると言われた→胃潰瘍の薬でOK と私の思考回路だったのだが、お腹の調子と痛みとコロコロしたお通じでそれはおかしいと直感した。

コロコロした固まった小さなお通じを「兎糞」と呼ぶ、うさぎの糞のようなお通じの事である。兎糞が出て、お腹が激しく痛むのは「痙攣性便秘」の典型的症状なのだ。

この場合漢方では「芍薬甘草湯」が使われる、帰国の朝で時間がないので4週間分を渡し帰国の途へ。

数日後姉から連絡が入り、あれほど永い間苦しんだ胃腸の激痛が3日間で完全に消失、お通じも正常に戻ったということだ。

痙攣性便秘は腸管が主にストレスにより緊張し、長い腸管内のあちこちで痙攣性の収縮が起こり、お通じがあっちに行ったり、こっちに来たりと、行ったり来たりするうちに水分が奪われ、コロコロと硬く小さのものになっていく便秘なのだ。


芍薬甘草湯は芍薬と甘草の2種類の生薬の単純な処方なのだが、漢方の代表的な痛み止めで、体質を選ばない使いやすい薬なのだ。

急激に起こる筋肉の痙攣を伴う疼痛や、こむら返り(下肢の痙攣性疼痛)に効果がある漢方薬なのだ。

漢方を良くご存知のお医者さんは、ゴルフで足がつったり、足の疲れの予防に、ラウンド前に芍薬甘草湯を一服飲んでいらっしゃる、先生によるととても効果があるとのことだ。





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2013年12月12日

老眼にブルーベリー

老眼や疲れ目にブルーベリーがよく効くと言われている。ドラッグストアーを経営していた時期に健康食品のブルーベリーは販売したことがあるが、効き目の程は確かめたことは無かった。

還暦を迎えた私は一日中PCに向かっていることもあり、+2.5の老眼だ。老眼は中年にさしかかってから徐々に進み、60位で落ち着くといわれているので、+2.5で止まってくれるとありがたいと思っている。

しかし疲れてくると調整機能が悪くなり、乱視もひどくなり、字が読みにくくなる。

カミサンがブルーベリーを買ってきてくれたので、しばらく食べてみたのだが、裸眼で冷凍食品やカップラーメンの説明書の小さな字が何とか読めるのに気がついた。

仕事中はメガネをかけっぱなしなので、効いているんかいないのか実感できないのだが、夜くつろいでいるときや、朝食の支度をしているときはメガネなしで過ごしているので、ラーメンの温め時間3分という字の確認や冷凍弁当の温め時間を読むのに、今まで目を細め苦労して読んできたのだ。

ブルーベリーを摂るようになってから、苦労しないで裸眼で読めるようになってきた。

ブルーベリーは確かに効くようだ、最近はフルーツのブルーベリー(ピルベリー)とやわたの健康食品ブルーベリーを毎日とっている。

ブルーベリーの効き目の成分はアントシアニン、摂取後2〜4時間で効きめが現れはじめ、24時間ほどで消滅する。蓄積はできないため効かせるには毎日摂り続けなければならないので、健康食品のタブレットが簡単に高濃度のアントシアニンが取れるし、安く済む。

網膜のロドプシンという色素体が、目を使っていると分解されてくるのだが、これはすぐに再合成されて、目は正常に保たれるのだそうで、追いつかなくなって不足すると目の調整機能が落ちるとのこと。

不足したロドプシンの再合成を助けるのがアントシアニンで、老眼等にとても効果がある。

                  健康食品なら1月2千円程



posted by ZEN at 16:42| Comment(2) | TrackBack(0) | 健康情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年12月09日

期待の画期的糖尿病治療薬SGLT

画期的な新糖尿病治療薬が来春4月をめどに薬価収載される予定だ。

最近DPP-4阻害剤という新しい薬が開発され、低血糖を起こしにくい使いやすい薬として現在汎用されている。うちの患者さんでもDPP-4阻害剤により、画期的に血糖値が改善した患者さんが多く存在する。

       DPP−4阻害剤の記事はこちらをクリック



今回の薬は今までの薬と作用の仕方が全く異なるのだ。
 

血液中のブドウ糖(グルコース)が1dl(100cc)中に170〜180mg 含まれるようになると尿糖が出るようになる、すなわちお小水の中に糖が含まれるようになる。

しかし健康な人の尿からは糖は出てこない、腎臓で糖が再吸収されるからである。

新しい画期的な糖尿病薬は腎臓での糖の再吸収を阻害し、余分な糖を体外に尿と一緒に出してしまおうという薬だ。

つまり、インスリンを介さずに血糖値を下げる薬なのだ。


詳しく話せば、血液中のブドウ糖(グルコース)は腎臓の糸球体で濾過されて現尿中に出されるのだが、その99%は再吸収される。中でもナトリウム・グルコース共輸送体2(sodium glucose co-toransporter2) 略称SGL2というタンパク質により約90%のブドウ糖(グルコース)が再吸収されるそうだ。

このタンパク質SGLT2を阻害することにより、血中への糖の再吸収が減り、血糖値を低下させるのだ。

SGLT2の臨床成績はDPP-4阻害剤と同じレベルのHbA1cを下げる効果があるそうで、作用機序が違うので、今までの経口糖尿病薬との併用など研究が進むとより良い効果が期待される。

血糖降下の作用の他、血圧を下げる作用もある。特筆すべき点として、体重減少作用が挙げられる。糖尿病の薬は体重を増やしてしまう場合があったが、この薬については数キロの体重減少があるということだ。


ただ、気をつけなければならないのは尿中に糖分が多く含まれるようになるために、細菌が尿中で増殖しやすくなり、尿路感染症や生殖器の感染症のリスクが高くなるとのこと。



posted by ZEN at 17:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 糖尿病・ダイエット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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