2010年06月18日

OPP-4阻害薬

ジペプチジルペプチダーゼ4 (DPP-4) 阻害剤が次々に開発されています。新しい経口糖尿病薬「ジャヌビア」などです。前にも書きましたが、インクレチンシステムに関与し効果を表します。


インクレチンという消化管ホルモンは血糖値が上がるとインスリン分泌を促します。

インクレチンは分泌されると数分で蛋白分解酵素のDPP-IVにより分解されてしまいます。DPP-W(ジペプチジルペプチダーゼIV)を阻害する事で、インクレチンの血中濃度を上昇させ、その結果インスリン分泌が必用に応じて促進されるようになります。

先日の日曜日母校の薬科大学の会議に出席しました。帰りに慈恵医大の先輩と「ジャヌビア」の話になり、慈恵では軽症の糖尿病にしか使わないようなお話でした。従来のSU剤との併用で重症低血糖の報告が何例も出ているからです。

特に高齢者など長年SU剤(ごく一般的な傾向糖尿病薬、オイグルコンなど)を使ってきた方は注意が必要なようです。

糖尿病患者さんの治療には低血糖は常につき物ですので、患者ご自身の自覚と、注意で充分防ぐことが出来ます。

DPP-4阻害薬は軽症糖尿病薬ではありません、画期的な治療薬ですので、他剤と併用する場合は、「ブドウ糖」を薬局でもらって持ち歩きましょう。

マルマツ薬局ではお申し出いただければ、無料でお渡ししています。

インクレチンを直接注射で補ってしまおうという「ビクトーザ」もいよいよ発売されました。臨床ではまだまだ使われていませんが、経過わかり次第記事にします。
タグ:DPP-4
posted by ZEN at 11:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 糖尿病・ダイエット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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