今から1330年前の奈良法隆寺の五重塔が建造された時も、さぞかし都の人は驚いたことでしょう。そういえば出雲大社も驚異の高さだったようです。
何度も建て替えられた出雲大社と違い、奈良法隆寺の五重塔は7世紀から8世紀に再建されたもので、我が国に現存する最も古い木造建築物のひとつです。
法隆寺が何度もの震災に耐えられたのは、昔はよく「やじろべえ」の構造をしているからだと言われてきました。科学が進み、法隆寺には様々な耐震技術が施されており、特に重要なのは「心柱制振」という建造物であることが解明されました。
五重塔の中心にある太い柱は、その外側の建物(小屋組)とは切り離されており、心柱と小屋組が地震の際異なる揺れ方をして、揺れを少なくしているそうです。
スカイツリーは地下50mの深さに達する棒状と壁状の杭が打たれているそうで、そうなんだと感心するばかりの基礎工事をしています。
その上に法隆寺で証明された「心柱制振技術」を導入しているそうです。心柱に当たる部分は円筒形の階段室で、階段室=中筒と外側の組柱は力学的に独立構造であり、別の揺れ方をするそうです。
中筒と外側の組柱は25mごとに水平連結トラスで繋がれており、中筒は倒れることはありません。また展望室などの構造体は、中筒上部の重さで安定がとられているそうです。これらすべて1300年以上前の法隆寺の技術が生かされているそうです。
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